日本は(木)(金)と祝日のため、株式市場は休場となりますが、連休中に日経平均先物が22,320円に(水曜日の終値は22,751円)下落しております。週明けは‐300円程度の大幅下落スタートとなりそうな様相となってきました。いろんな面から暴落リスクについて考えたいと思います。
Fear & Greed (恐怖と強欲指数)
Fear & Greed Indexとは何か?
Fear & Greed Indexとは日本語で言うと『恐怖』と『強欲』を数値化した一種の指標となってます。恐怖と強欲と言われてもどうやって計算してるかと言いますと、算出に使う7つの指標があります。
①株価のモメンタム。株価のモメンタム:S&P 500 (SPX)の125日移動平均線との比較
②株価の強さ。ニューヨーク証券取引所の52週間の高値・安値を更新した銘柄数
③株価の幅:上昇中の銘柄と下落中の銘柄の取引量。
④プットとコールオプション。プット/コールオプション: プット/コールレシオ(弱気のプットオプションの取引量と強気のコールオプションの取引量を比較
⑤ジャンク債需要。投資適格債とジャンク債の利回りのスプレッド
⑥市場のボラティリティー 市場のボラティリティを測定する(VIX)
⑦セーフヘブン需要。株式と国債のリターンの違い
各指標について、通常の平均値からどの程度乖離しているかを相対的に見て、それぞれの指標を0~100の範囲で評価しています。数値が高いほど投資家は貪欲であり、50は中立であることを示しています。そして、すべての指標を均等に加重して、最終的な指標値を算出します。
要するに、100に近いほど投資家は強欲なほどに株式を求めている=市場が過熱している
0に近いほど投資家は恐怖に怯えて株式を手放している=市場が暴落している
という状態です。日本関係ないじゃんと思うところもありますが、外国人投資家参加率が高い日本は結局大きな影響を受けるので海外の動向もチェックする必要。
現在のFear & Greed Index
現在の指数はこちらから確認することができます。下記は本日のグラフです。現在の指数は68となっていて少し強欲側(=過熱気味)に傾いております。過去二年のグラフを見ても一旦80を超えて加熱(沸騰?(笑))した後は暫くの間は70~80になれば下落を繰り返しているのが分かります。つまり指数がまた下がる可能性のほうが高いと言えるでしょう。
米中関係の悪化
米国のトランプ大統領は以前から新型コロナウイルスの影響は中国のせいだということで、China Virusと言ってましたが、ついに本格的に動きが出てきました。
22日米政府はテキサス州ヒューストンにある中国総領事館の閉鎖を命令しました。中国政府は「政治的挑発」として反発しています。スパイ活動があったからだと報道がありますが、24日中国政府も報復で成都で米国総領事館を封鎖したと発表しました。
こういった背景にはアメリカ大統領選挙が今年あることも関係してると思います。トランプ大統領は下記の通りバイデン氏に支持率が負けておりますので、このままでは選挙に勝てないので、なんらかの行動を起こしていくことが予想されます。それは恐らく、コロナウイルスの責任を全部中国のせいにして徹底に中国潰しにかかることを予想します。
国内のコロナ感染者数
ニュースで取り上げられない日がないので、皆さん飽きてるかもしれませんが日本の感染者数は下記の通り過去最多を更新してなお増え続けております。もはや増える未来しか見えませんので、ここは国内株式下落の大きなリスクとして認識しておく必要があると思います。
まとめ
下記の通り下落要因がたくさんあること、8月はアノマリー的に下落しやすいことも踏まえると来週から本格的にトレンドが変化してくると思います。私は長期保有銘柄以外の株を売却して下落に備え売りを仕掛けていますので、もはや下落して欲しいです。(笑)
①Fear & Greed Indexから見る市場の過熱
②米中関係の悪化
③日本のコロナ感染者数の増加
もちろん投資は自己責任で!頑張りましょう!
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