8月に株価が下落する理由
月別株価騰落率について検証しましたが、何月に株価が下落しやすいかと言われたら正解は8月です。その3つの理由と今年の8月はどうなるのか予想してみます。
1.アノマリー
株価にはアノマリーというものがあります。アノマリーとは簡単に言うと、何故か分からないけどある期間に表れる株価の法則性です。月別の日経平均株価の騰落率ですが、1993年~2020年集計において8月は下落率が▲1.5%と年間を通して一番低いことが分かります。ご覧の通りまず、統計的に下がる確率が非常に高いのです。よーく見ると8月には強烈な下げが何個もありますね(笑)7月の騰落率は0.0%となっておりますので、ここで逃げておくことが統計的には正解となります。もちろん上昇する可能性もありますが。期待値はマイナスということになります。
2.コロナウイルス
コロナウイルスの現在の世界の状況は下記の通りです。日本は100人で騒がしくなっておりますが、世界ではまだ数千、数万人という単位で毎日発症しております。世界経済の中心であるアメリカでは45,000人overとなっております、まだまだ増加傾向となっております。コロナ前の水準まで株価が上昇したものの、実体経済が今後も冷え込んでいること、更に冷え込むことは確実となっております。各国でロックダウンの再宣言が起きるリスクがあり、再宣言されれば株価は急落するでしょう。
3.テクニカル
ご覧の通り、コロナショックにて3月中旬に底値を付けてからの上昇トレンドの支持線を6月下旬に割っております。更に上値も切り下がる形となりましたので、下落する可能性が非常に高い流れだと思います。とりあえず現状の段階で買いはできないかと思っております。買いの場合は8月末まで待つのが良いと思います。
まとめ
1.アノマリー
2.コロナウイルス
3.テクニカル
アノマリー的に8月に下落する可能性が高いので、株は7月中に損切、利確して、8月末に再購入することが期待値的には正解です。今年は更にコロナウイルス、テクニカル的にも上値は限定的で、下値の可能性が高いことも考えると、今は株式の現金化を進め、積極的に生きたい人は売りで勝負するのが良いと思っております。私も日経ダブルインバースを900株持っておりますので、勝負していきたいです。
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